「美術館はもっとカジュアルに、子連れにも寛容に」みたいなツイート群を見かけたが、子供の教養の為に必要なのは幼児が騒いでもいい場所ではなく、10歳くらいの子が「マナーを守って静かにしていれば大人扱いをしてもらえる」少し背伸びをして参加することが誇らしいような場所ではないだろうか。
— dusk (@shotinthedusk) 2016年5月3日
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これ意味分かりますか?
習い事の仕事なんかしてると「美術館はもっとカジュアルに、子連れにも寛容に」みたいな考えしてる家庭はけっこう多いなと感じています。
要するに「他者(美術館)に,自分たちに合わせてもらう」という考えを平気でしてしまう人たち。
うーん,苦手。そういう人たちすごく苦手。
「子供だから仕方がない」という考えをいつまでも捨てきれず,「私たちは変わるつもりなんかないから,そっちが私たちに合わせて〜」みたいな感じ。
まあこんなことを口に出して言う人はいないし,そういうふうに意識的に考えてる人もいないだろうけど,地の性格レベルでそういう行動をしている人たちはいます。
「美術館はもっとカジュアルに、子連れにも寛容に」みたいなところがあっても良いとは思うんです。
だめなのはそこが常識だと思って,本格的な(?)美術館にも背伸びすることなく,ありのままの自分で行ってしまうこと。
その場所にふさわしい自分を振る舞えない人。
もし「成長した自分」を手に入れたい人は,「他者に合わせる」という感覚を(最初は)持った方が良いと思います。
そうすれば「成長した自分」に他者が合わせてくれるようになります。
残念なのは「成長する気がない自分」に他者に合わせてもらおうとしていること。