今までもいろいろな勉強法を紹介してきたのですが,どちらかというと「勉強をどう管理するか」という内容をお伝えしてきました。
ここで1回方向転換しまして「どうやったら成績が上がるのか」「どうすれば効率的に内容を覚えることができるのか」という内容をご紹介していきます。
どういう勉強をするべきなのか?
この記事を読んだ人は,明日から勉強するとき,この1つのポイントをめちゃくちゃ意識してください。
それは「想起」,つまり「思い出す」という勉強です。
例えば英単語を覚えるとき,単語カードを使ったことがあるでしょうか?
「埋める」を英語で言うと…?
単語カードで「埋める」と書いて,その裏に答えが書いてあるわけですが,このときに頑張って思い出そうとするじゃないですか?
勉強にはこの「思い出す」という作業が大事なのです。
(ちなみに「埋める」は英語で「bury(発音はベリー)」です)
逆にこんな勉強は意味がない
この想起が入ってない勉強法はほとんど記憶には意味がないと言われています。
例えば以下の勉強法は意味がないです。
これらは基本的に「受け身」ですよね。
頑張って思い出すという作業がまったくありません。
なぜ思い出す勉強法が最強なのか
なぜ思い出す勉強法が最強なのか?
それは結局テストで点数を取るということは,突き詰めると「覚えたことを思い出す」ということにすぎないからです。
頭の中にインプットした情報を思い出す。
結局これだけ。
実はテストで点が取れない人は,物事を覚えられないのではなく,覚えたことを取り出せないのです。
覚えたことはしっかりと脳の中にあります。
ただそれを思い出すだけの練習をしていないとか,きっかけが少ないとか,そういうのが原因なのです。
だからこの覚えたことを思い出すという練習をしないとテストでは点がとれないのです。
今後の勉強は「検索練習」を中心に行う
この「頑張って思い出す」という勉強のことを「検索練習(リトリーバル)」と言います。
「検索」というのは探すという意味,これは頭の中にあるはずの記憶を検索して思い出すという意味で,それを練習するから検索練習です。
自分の脳がGoogleだと思ってください。
そして知りたい情報を検索するというイメージです。
これからテスト勉強をしたり,受験勉強をするときは,基本的にこの検索練習だけをやっていればOKです。
では次回から具体的な検索練習の方法を紹介していきます。
検索練習にもいろいろ種類がありますので,自分がやりやすいものを見つけてみてください。