前回の記事で「成績を上げたい人は思い出す練習をたくさんすれば良いよ」と書きました。

今回からいろいろな検索練習をご紹介していきます。
問題集を解きまくる
今回ご紹介するのは「問題集を解きまくる」です。
問題集を解くというのも検索練習になります。
もちろん簡単に答えを見てはいけませんよ。
答えをすぐに見てしまうと「思い出す」練習になりません。
隙間時間でも問題集を解く
受験生の皆さんは,受験勉強は基本的に「問題集を解きまくる」という方針にしたほうが良いと思います。
問題集をやってみて足りない知識などがあれば,その都度教科書などで復習したり,先生に聞いて理解を深めるというふうにすれば効率が良いと思います。
同じ内容を覚えるときでも,教科書などを読み込むよりも,問題を解こうとするほうが記憶の定着には2倍くらい効果があります。
「問題集を解きまくる」のもう1つのメリット
問題集は検索練習になるので,成績向上に大きなメリットがあるのですが,もう1つメリットがあります。
それは「問題が出やすいところを中心に覚えることができる」ということです。
教科書の内容すべてが試験に出るわけではありません。
なのに教科書の内容を全部覚えようとする勉強をすると,時間が足りないし,精神的にもやられます。
それならまずは問題を解いてみるんです。
そして,それがわからなければ,そこで初めて教科書に戻ってみるんです。
こうすると限りなく時間を無駄にせずに勉強できます。
おすすめの問題集の取り組み方
数学を例に解説しますが,まずは教科書に出ている問題があると思いますので,それを一通り解いていきます。
すべて解けるようになるまで繰り返してください。
それが終わったらまた別の問題集を繰り返し解いていきます(チャートとか)。
教科書の問題がすべてわかれば,ある程度は解けると思います。
そこで解けない問題は教科書でカバーできてない問題なので,そこも解けるようになるまで繰り返します。
すべて理解できたり,解けたりしたら,また別の問題集を選んで解いていきます。
これをやっていくと,知識の取りこぼしも少なくなるし,不足している知識も少しずつ取り込むことができるので,無理がなく,効率も良いです。
まとめ
勉強って言ったら「教科書読んで,線を引いて」というのをやる人が多いと思いますが,それよりも「問題集を解きまくる」というのを最優先にしてみてください。
それしかやらなくてもいい,くらいに考えてください。
そしてそれで足りない分は補助的に他の勉強方法をやってみれば良いと思います。