「具体的に」って超大事
最近,とくに関心が強いのが「習慣化」についてで,習慣化についてのインプットを大量にしています。
で,同時に実践しているのですが,実践している習慣化の1つに「2度寝をしない」というのがあります。
2度寝というのは,睡眠不足でしてしまうのではなく,完全に悪い習慣になっているということらしいんですね。
なので,その悪い習慣をやめようと思っているのです。
さて,皆さんなら2度寝をしないためにはどうしますか?
たぶん「2度寝をしない!絶対に起きる!」と意気込んでいるだけではダメなんですよね。見えるところに「2度寝をしない!」とか書いててもたぶん失敗するんですよ。
ここで重要なのが「具体的にどういう行動をするのか」ということです。
例えば僕なら
(1)アラームは寝室のドア(出入り口)のところに置く。
(2)アラームが鳴ったら,起きてアラームを消しに行く。
(3)そのまま寝室を出て,洗面所に行き,顔を洗う。
という具体的な行動に落とし込んでやってみました。
だいたい1ヶ月間やってみて,達成率は半分くらいです。
ちなみに半分と聞いて皆さんはどういう感想を持ちますか?「たった半分?」と思う人もいるでしょうし「半分も!?すごい!」と思う人もいるでしょう。
僕は半分って「上出来」だと思ってるんですね。初めての挑戦で成功率50%って高いと思っています。
まあそれは置いといて,とにかく「具体的な行動に落とし込む」って大事だと思うんですよ。
「毎日1時間練習」とかじゃなくて「ウォームアップしてからアイソレーションして,今できないステップ練習して,フリーで踊る練習をする」とか,できるだけ具体的な練習に落とし込んでおくと良いと思います。
もうちょっと具体的なケースを考えてみると,よくダンスバトルとかの総評で「音楽にのって踊って」とか「音楽を表現して」とか言われると思いますけど,これってどうですか?あいまいでよくわからなくないですか?
僕もバトルとかに出始めた14年前とかからずっと言われ続けていますけど,言われてもしばらくできるようにならなかったです。
まあ僕もジャッジしているときにはそういうあいまいな表現をすることはあります。時間ないですから。実際そういう具体的なアドバイスをしてくれる総評ってほぼないのではないかと思います。
それを聞く側が「どう変換するのか」がとても重要だと思うのですが,僕はその変換を「具体的にどういう行動をすればそれが達成できるか」に置き換えるようにしています。
僕の場合を書きます。まず,音楽っていろんな楽器,音で構成されているのですが,それを全部聞き分けるのは僕は無理です。おおざっぱに2つに分けます。
そのうちの1つの音の場合,自分の身体をある動かし方をすると,その音が出やすいんです。
レッスンではもっとわかりやすくズバッといいますけど,そういう「身体をこういうふうに動かすとこういう音が出やすい」というのを伝えています。伝えているということは,僕が具体的に自分で理解しているということです。
おもしろいことに,というか今考えれば当たり前なのですが,これを知らなくてわりと抽象的に教えていた時期と,具体的に教えてきた最近だと,伸び率は圧倒的に今の方が高いんですよね。
「人が自発的に動くようになるのは超具体的な指示を与えられた時」という言葉をどこかで見たのですが,まさにその通りだと思いました。
ということで,「具体的に」っていうことを常に考えてみてください。超大事だと思います。