合格者が出ました!
鳥取の私立高校の受験が終わったようで,本日が合格発表だったようです。
勉強会に参加してくれた中の2人が無事,第一志望の高校に受かったというご連絡をいただきました。
おめでとうございます! 頑張った!
この2人はダンス頑張りたいからといって,塾に行かず,レッスンも通常通り参加しつつ,発表会にも6作品以上出るなど,非常に頑張っていました。
私が主張している「後悔しない選択」をしてくれて,やり遂げてくれたことを嬉しく思います。
受かった子のお母さんからこんなLINEをいただきました。
注目して欲しいのは「勉強会に参加してから勉強の取り組み方が,ほんとにかわりました」というところです。
勉強会は基本的には自主的に勉強をする会なのですが,このようにやる気からごっそり変えてしまう仕組みがあります。
今回はそれを解説したいと思います。
やる気が出る仕組み
皆さんは「やる気」ってどうやったら出ると思いますか?
よく「うちの子やる気ないんです」とか「全然やる気がおきない」とか言う人が多いと思います。
そもそもこれが間違いで,やる気というのは行動を起こした後に出てくるものなのです。
部屋の掃除でもちょっとだけやってみたらいつの間にか1時間くらいやってた,という経験が誰にでもあると思います。これが答えです。
これを「作業興奮」といい,とりあえず手を出してみると,いつの間にか作業が完了していたということのほうが多いのです。
やる気があるから行動する,のではなく,行動してたらやる気が出てきた,というのが正解です。
では,これがエルンフォの勉強会とどう繋がるのでしょうか。
エルンフォの勉強会は本当に1日中やります。
勉強時間に換算すると5時間くらい。
休憩時間とかを含めると拘束時間は7時間くらいでしょうか。
多くの人は,こんなに勉強したことないですよね。
で,この「1日中勉強をやった」という経験と事実がやる気を出すきっかけになったのです。
今週のやる気は,先週時間を使ったことに出てきます。
1日でも5時間勉強したら,次の日,また次の日と勉強をやろうというやる気に繋がっているのです。
子供に「勉強しなさい」という前にやるべきこと
ただそれだけだと勉強の継続にはちょっと繋がりにくいです。
もうちょっとだけ工夫が必要です。
私がやったのは「勉強の仕方を教える」ということでした。
具体的にはポモドーロテクニックを教えたのですが,これを1日中,5時間「練習する」わけです。
で,練習したことは使えるようになるのですが,おもしろいことに使えるようになったものは「使いたくなる」のが人間なのですよ。
例えば私は「服のたたみ方」を本で学びました。
そして,それを試してみようと思って何回か練習しました。
服のたたみ方くらいだったら何回かやれば覚えます。
私はこれで服をたためるようになり,洗濯物をたたむという家事に参加できるようになりました。
これを妻から「洗濯物たたんでおいて」って言われただけでは絶対にこうはなりません。
学校の先生も,親も「勉強しなさい」とは言うけど,どうやって勉強すれば良いのかわかっていません。
それをシンプルに教えてあげただけ,かつ,それを練習して習得する時間と場所を提供しただけ,ということになります。
勉強は教えない勉強会
ということで,エルンフォの勉強会は勉強は教えませんが,勉強や作業に関するあらゆる知識を提供していきたいと思います。
ぜひダンスと勉強を両立してください。