子供に習い事を辞めさせないたった1つの方法
an
LNFO private
またまたスキル習得の話。
紹介した本に載っていた実験のエピソードを紹介。
陶芸の授業での話。
教師は生徒を2つのグループにわけて,評価の方法を分けると宣言した。
片方の生徒は,制作した作品の「量」だけで評価する。
もう一方の生徒は,制作した作品の「質」だけで評価する。
量での評価は重さで測って評価,質での評価は作る作品は1つで良いが質で評価するというもの。
ここまで前提条件。
次が結果です。
最も質が高い作品は,いずれも量で評価されるグループの生徒がつくったものだった。
質で評価されるグループの生徒がつくった作品は土の塊のようなものだった。
どうでしょうか?こうも書いてあります。
量重視のグループがひたすら作品を創り,失敗から学んだのに対し,
質重視のグループは完璧とは何かを考えることに時間を費やし,最終日には立派な理論は頭に入っていても,教師に見せられるのはひからびた土の塊だけだったようだ。
僕は「量と質,どちらが大事ですか?」と聞かれたら「両方」と答えます。
でも,最初はまず「量を考えたほうが良い」と言います。
なぜなら量は数値化できるから。
質とは数値化できないのであいまいです。
だからと言って,質が全く必要でないかというとそうではありません。
野球の素振り,誰にも習わなくて適当に1日1000本とかしても上手くなりません。
きちんと習って,7割でも正確にできるようになったら,あとは反復です。