考察

発表会で嫌なこと

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発表会まで1ヶ月切りました。

だいたい計画通りに準備は進んでいるので,そこまで焦っていませんが,直前は何かしら問題も出てくるものです。

それに対応できるように早め早めに仕事です。

 

発表会となると,全体的に雰囲気は盛り上がります。

皆さんが協力してくれて,フライヤーを配ってくれたり,チケットを売ってくれたり,SNSで宣伝してくれたり。

普段イベントに出ない人も出てくれるので,出演者同士いろいろ楽しそうにやっていると思います。

 

さて,発表会は楽しいですし,僕も好きです。

でも嫌なことが1つだけあります。何だと思いますか?

これがあるから毎年やらないんです。

 

発表会の練習に入ると,生徒が上手くならないんですよね。

 

なんでかっていうと,振付の練習ばかりするからなんです。

だいたい発表会の練習は4ヶ月くらいかけています。

これよりも少なければ,人前に出るレベルに達しない人が多くなるし,長くなると飽きてしまう人が出てくるので,だいたいこれくらいの設定にしています。

さらに一気に進むこともできません。ほとんどの振付を僕が担当しているので,バックナンバーとは言え,物理的な時間が足りないのもあるし,一気に進んでも,ついてこれない人が出てくるからです。

なので,レッスンで「基本練習」をする時間がないんですね。だから生徒が上手くならない時期になってしまいます。

 

僕は何度も言っていますが,振付だけ練習してダンスが上手くなることは「絶対と言っていいほど」ありえません。

ただその振付に「慣れている」だけです。

「この人基本やってねーだろーな」という人のダンスは1発でわかります。バレバレです。

エルンフォでは基本を30分はやってますから,それが0になるので,やっぱりなまる人が多くなってきます。

美優に「なまってるだろ?」と聞いたら「はい」と言ってました。

まあなまってるのに気付いていない人もいるかと思いますが…(普段そこまでやってない人ね)

 

普段鍛えたスキルを披露する場と考えるのであれば,ダンサーとして成長した自分を試すという意識さえあれば,発表会は意味があるものになりますし,成長もします。

これが発表会のタイトル「レベル4」に込めた願いでもあります。

 

これを毎年やってしまうと,12ヶ月中4ヶ月は基本練習がほとんどできないというのは,かなり危険だなと感じています。

2年で考えると24ヶ月中4ヶ月なので,これは僕としては妥当かなと。

まあ人の考えはそれぞれですけどね。

 

しかし,発表会になると,普段チームリハーサルをしない人たちのダンスへの取り組み方も見ることができます。

普段と変わらずたんたんとこなせる人,スタジオレンタルして自主練習する人,あんまり練習してないだろうなっていう人,レッスンにもそんなに来ない人。

その人の生活が垣間見えます。

こういうのもチームオーディションの評価にはなりますので(というかこういうのを最優先してみます)。

 

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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