成績が上がる生徒の特徴 その2
またまた元塾講師の方から聞いた話。
質問の仕方でその子のこれからの伸びがわかるという話。
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「先生,この問題が分からないです。」
「どこがわからない?」
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上記のような会話のあと,生徒の返答の仕方で差が出てくると言っています。
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「この問題,全部分からないです。」
か
「この問題のここまでは、自分で解けたんですが,この先が分からないです。」
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まあもうわかりますよね。
「この問題,全部分からないです。」みたいな質問の仕方をする生徒に,始めから順を追ってていねいに説明しても,この生徒がこの問題ができるようになったためしがないそうです。
直後に同じような問題を出してもできないことがほとんど,だと言います。
逆に「この問題のここまでは、自分で解けたんですが,この先が分からないです。」という質問の仕方をする生徒は,かなりの確率で「あっ、そうか!」という反応と,やり直しをその場でさせても正解が多かったということです。
このやり取りだけでも,いろんな切り口で記事がかけるのですが「全部わかりません」という生徒は,結局「やってない」んですよね。
で,わからないと言っておけば,教えてくれないわけはないし(先生仕事だし),説明すると一応納得はできるから「満足」なんです。
で,そこで全て完結してしまうんですよね。
ダンスでもいますよね。
こちらは一所懸命説明してるんだけど,ぼーっと聞いてるだけの子。で,やらせてみたら全くできない。
そして,できるようにもなりません。
できるようになる子は,説明と同時に動いてみたりします。
結局,潜在意識の中で,「楽したい」んですよ。
もしく「ただ納得したいだけ」だったり。
(やけにビデオだけ撮りたがるのはこのタイプ)
何かが上達する仕組みは「やってみてフィードバックを受ける」だけなんですよね。
で,生徒側に「やってみる」がないとダメなわけで。
伸びない子の特徴はほとんどそれです。「やらない」。
行動が変わらずに,結果が変わると思っているのは狂気ですよ。
(by アインシュタイン)