考察

ダンスノートの書き方

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この記事のバージョンアップ版「ダンスノートの書き方 2.0」を書きました。そちらも合わせてご覧ください。

 

今回は「ダンスノート」について書きます。

「ダンスノート作ったほうがいいよ」って言ってるんですけど,まあこうやって大ざっぱに言っても実行する人は少ないですよね(人は具体的に言わないと行動しないそうですよ)。

ということで,具体的に「どういうことを書けばいいのか?」とか「書き方に決まりはあるのか?」ということをお伝えしたいと思います。

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どういうことを書けばいいのか?

ではまずダンスノートには「どういうことを書けばいいのか?」ということを紹介します。

ダンスやってる立場によって,書く内容は変わってくると思いますので,いろんなケースを紹介しますね。

レッスンを受けている生徒の方

まずダンススクールに通ってるという方,きちんとした指導者に定期的に教えてもらっているという方にむけて。

レッスンが終わって,家に帰ってから「今日のレッスンで何をやったのか」「先生が何を言ってたのか」「注意することは」などを思い出しながら書いてください。

コツは覚えているうちに書くよりは「忘れたときに思い出しながら書く」ということです。

 

そもそもなぜノートを書くのかというと,書いたことが自分の血肉にならないと意味がないわけです。ということは脳に刻み込まないといけないのです。

これは受験生が勉強の内容を覚えないと受験にパスしないのと同じです。やったことや言われたことを丸暗記するくらいのレベルで覚えたほうがよいのです。

 

で,効率良く記憶するのは,忘れる前に書くではなく「忘れた頃に思い出す」という作業が重要なのです。

もちろん何かを忘れていることもあるでしょう。それでも大丈夫です。忘れたことはたぶん次のレッスンではできてないわけで,そこで先生がまた言ってくれるかもしれません。

もし言ってくれたならラッキーです。そのことを思い出そうしていたのに,覚えてなかったということが悔しくなるし,いつもよりも印象に残るはずです。そうなると脳に記憶がしっかりと残るのです。

この「忘れてた!悔しい!」という感情が大事で,こういうのがないとなかなか上手くならないんですよね。

自主練習が多いダンサー(部活に入ってる学生とか)

部活でダンスやってる人は,おそらくほとんどがきちんとした指導者はいないでしょう。先輩から教わることがほとんどです。

先輩から教わったことは,上記のようにしっかりと書いてください。ただ自主練習が多いダンサーはそれ以上に自分で課題を見つける必要があります。

 

課題の見つけ方はいろいろあるのですが,まずは「思いつく限り書き出す」という作業をやってみてください。

書き出すのも本当は3時間とかやったほうがよいらしいです。3時間とにかく書き出す。絞り出すように書き出す。

 

で可能であれば,雑多に書き出した内容をマインドマップにまとめるという作業をしたほうがよいと思います。頭が整理されるので。

ただマインドマップについて書くと長くなるので今回は割愛します。よかったらマインドマップに関する本を読んでみてください。

マインドマップの考案者が「トニー・ブザン」という方なのでこの方の本だったらなんでもよさそうです。

 

で,まとめてみると練習しないといけないことの優先順位みたいなものがおのずと出てくると思います。

ここからが大事で,練習に入る前に「今日練習すること」を3つノートに書いてから練習に入ってください。

やはり人間,練習しないといけないと思っていても,頭の中で考えているだけではなかなかしっかりと意識して練習することは難しいです。

頭の中に漂っているつかみどころのないものをしっかりとノートに書き出して具現化してあげてください。これを練習前に5分やるだけで,練習の質は全然変わってきます。騙されたと思ってやってみてください。

ダンスノートに書き方はあるのか?

ダンスノートに書き方はあるのか?結論から言えばありません(笑)

まあそりゃそうで,ダンスノートなんてマイナーなことをしっかりと体系化している人なんていないです。

 

ただダンスノートに限らず,正直な話ノートの書き方っていうのは科学的な根拠があるノウハウってないんですよね。唯一効果が高そうなのはマインドマップくらい。

大事なのは「ノートを書く」という行為で,自分の頭の中にあることを具現化することが重要なのです。

だから,あまり書き方にこだわると本末転倒なので,完璧主義を脱して,思うがままに書いてみてください。

anはどうやってるのか?

とはいえ,実はある程度のおすすめの書き方はありますので紹介します。

 

まずは基本的にはノートは1冊にまとめればいいです。

例えば,振付用とか,バトル反省用とか,練習記録用とか,わけなくていいです。1冊にまとめてください。

これは意味があって,ノートって振り返ることが前提ですよね。だからたまに読み返すのですが,それでアイデアが混ざって新しいアイデアや気付きが生まれることがあるんですよね。これが重要です。

これはノートをわけていると起きないことです。またわけてると,いちいち全部持ち歩くのが面倒です。

実は僕は「練習記録」「振付ノート」「レッスンノート」と実験的に分けているのですが,やはり面倒です。とりあえずもうちょっとやってみて,いずれは1つにまとめようと思います。

 

あとは時系列に書いてください。日付を書いてください。

 

そして,ノートはぜいたくに使ってください。あまり詰めて書かないように。余白を空けて書いてください。

何か書いたら,同じくらいの分量の空白を空けて書いてください。

これはあとから読み返したときに,新たな気付きがあるときにその空白を埋めるように書くためです(そのときは別の色で書いたほうがよいでしょう)。

人間は空白があると埋めたくなるという心理が働くようで,あらかじめ余白を作っておくことで,強制的に考えるきっかけを与えるということです。

その他ダンスノートを続けるコツなど

ノートって書いてても途中でやめちゃうんですよね。ぶっちゃけ数年前とかは僕もそうでした。

ノート書こうと思ってノート開いてみると,以前書いたのは1年も前とか(笑)

ノートは続けないと意味がないので,続ける工夫って大事なんですよね。

そのコツは「お気に入りのノートと筆記用具を使う」ということです。

自分で使っていてテンションが上がるノートやペンを買いましょう。

 

ちなみに僕が使っているノートはこちら

「紳士なノート」と言われているちょっと高めなノート。A4サイズで無地タイプです。

 

中身をチラ見せ。

ちなみにこの右ページのほうがマインドマップというやつです。

※ただこの書き方はあんまり良くないので真似しないように。

 

このノートに「ノートカバー」をつけています。

お気に入りのステッカーとかも貼れます(・∀・)b

 

ペンはこちら。

ペンもいろいろ試したんですけど,そこまで高くないやつなら「ジェットストリーム」が最高ですね。

これは4色ボールペン+シャーペンのやつです。0.5mm。

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ペンケースはこちら。

まとめ

ダンスノートについて書きました。また追加があれば更新します。

思うのは「ノート書かないのは損してる」ってことですね。別に自分の頭の中にあることをしっかりと意識して具現化できるような「天才タイプ」の人はノートとか要らないと思うんですけど,僕はノーセンス組なので,ノート取ろうって思いました。

とりあえず続けてみてください。効果が実感できると思いますし,もしかしたらとんでもない発見があるかもしれません。

 

ノート関連の勉強をしたい場合はこんな本たちもおすすめです。

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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