考察

「叱らない子育て」は正しいのか

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前回の記事、あまり構成などを考えずに、思いつくまま箇条書きで書いていったのですが、書いてるほうからすれば楽でしたね。

とりあえず更新の継続を優先するために、あの形式で書いていきたいと思います。

noteのほうにはしっかりと有料級の記事を書いておりますので、そちらもあわせてよろしくお願いいたします。

さて、今回は「叱らない子育てってどうなん?」という話です。

SNSでこんな投稿を発見しました。

「叱らない保育」っていうのが流行りだした頃。
わたしら保母(当時ね)
この保育って大丈夫なの?
勉強してない保母とか親とか、
自由と放任間違える人出てくるよ。
と、戦々恐々としたもんです。
育児書にも「叱らない」って言葉が散見するようになってきたし。
その頃に保育園児だった子が
今、親になってます。
そして保育士にもなってます。
ちゃんと躾をされてこなかった人達が増えているのは間違いないです。

https://www.threads.net/@macaron.nikoniko/post/C8t1j5wSbeA/

この投稿についてのポイントをいくつか書いていきます。

  • だいたいこの手の情報が流行り出すのはメディア(主にテレビ)で、無料で手に入る方法である。だから広まりやすい。
  • 「叱らない」は親や教師の仕事がひとつ減ることになり、楽になることにつながる。人間は楽なほうに流されるので、当然こういう情報は支持されやすい。
  • 「叱らない」は人道的に聞こえがいい。だから一見正しく感じるが、勉強してない人たちが一見正しく感じることは、たいてい間違っていることが多い。
  • そもそも「叱る」の定義があいまいだし、ガイドラインなども提示されていない場合が多い。
  • メディアは「わかりやすさ」が最優先であり、わかりやすさを追求すると、情報の正確性は多少犠牲になる。
  • 以前このブログでも紹介した「子育ての4つのタイプ」の記事には「指導しない親」の子育ては上手くいかないことが明らかになっている。叱らない=指導しない、だとするならば、叱らない子育ては間違っていると言える。
  • 「躾(しつけ)」という言葉も定義がよくわからないので議論のしようがない。ただ、問題行動をひたすら矯正しようとした場合は、子どもの将来に悪い影響を与えることがわかっている。
  • じゃあ躾もしないほうがいいのかと言うと、そうではなく、結局はバランスである。親は、自分と子どもの場合どうすればいいのかということを常に考え、記録していかなければいけない。
  • 極端な意見は間違っていると思ったほうがいい。
  • 僕だったら、まず自分の子にはこうなって欲しいという理想像を設定し、それに必要なスキルとして教えるというイメージ。例えば、あいさつとか時間を守るということは必要なスキルだと捉え、だから教えるという感じ。世間的に必要とかは考えない。

子育ては絶対に「試行錯誤」だと思うんですけど、めんどくさいからみんなやらないですよね…

どうしても「楽で、すぐ効果がありそうなもの」に飛びつきがちですが、教育とはその場を取り繕うことではないということは、頭の片隅に入れておいて欲しいですね。

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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