考察

昨日できてたことが今日できなくなってる

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生徒が「昨日できてたことが今日できなくなってるので悩んでる」と相談にきました。他にも似たようなことで悩んでいる方がいらっしゃればお読みください。

結論から言えば「それはしゃーない」です(笑) 受け入れましょう。

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技術に浮き沈みがある原因

最近,たまごやきを作る練習をしています。

作り方はYouTubeで観て,それをやってみるというチュートリアル技法を使っているのですが,まあとりあえずできるんですよ。

でもきれいに巻けるとか,きれいに焼けるかとか,そういうのは右肩上がりに伸びていくわけではありません。良いときもあるし,急に調子が悪くなったりもします。

 

物事は絶対浮き沈みするのですが,原因の1つとしては「体調」ですね。体調って日によって違うじゃないですか。まったく一定の体調の人とかいます?

あとは「メンタル」です。メンタルも浮き沈みありますよね。

技術って体調やメンタルに多大に影響されますよね。これを否定する人はそんなにいないのではないでしょうか。

人はどのように成長していくのか

そもそも人ってどのような成長曲線を描くのでしょうか。

よく言われているのは以下のとおりです。

青い曲線は「最初はゆるやかに成長するけど,あるポイントから爆発的に成長する」という二次曲線的な成長です。

赤い曲線は最初けっこう早く伸びて,だんだんゆるやかに成長していくというものです。

個人的な見解ですが,普通の人は青い曲線,センスがある人(この表現は微妙ですが)は赤い曲線という気がします。

 

で,今回言いたいのはそこではなくて,この曲線をもっとミクロに見てみようということです。

この曲線をもっとズームで見てみると,その中では上がったり落ちたりしているんですよ(画像がわかりにくければすみません)。

簡単に言うと,短期的な目線だと上がったり下がったりするのですが,長期的な目線で見ると確実に成長しているということです。

ダイエットなんかも同じです。短期的には体重はめちゃくちゃ不安定に上下します。でもグラフを長期的に見ているとしっかりと体重が落ちていればOKなのです。

この上下に一喜一憂しているというのは,かなり短期的な視点しか持っていないということなのです。

解決策

この悩み,不安を解消するためには,上記に書いたような事実を受け入れるしかありません。

昨日できてたことが今日できなければ「今日は調子悪いなぁ」と事実として受け入れるだけで良いのです。

 

で,ここからがけっこう重要で,成長が落ちたら,練習だったりトレーニングだったり,やることをレベルを下げてやることが大事です。

例えばベンチプレスで最大60kgが上げれるとしましょう。こういう場合はその日のトレーニングは60kg×3セットしましょう(例えばね)。

ところが次のトレーニングの日にはなぜか40kgしか上げれませんでした。ここでメンタルに悪い思考をしてしまう人は「40kgしか上げれないとは,なんてダメなんだ」とか「根性で60kgを3セットしなければ」とか考えてしまいます。

こうなってしまうと下手したら怪我しますし,自己嫌悪になり,トレーニングを続けることができなくなってしまいます。

それならその日は40kgを3セット上げれば良くないですか? 怪我するよりも,トレーニングをやめてしまうよりもはるかに健全だと思いませんか?

 

ようするに「人はいったん到達してしまったレベルを簡単に下げれない」というのが非常に問題なのです。

無理なときはやることのレベルを下げる,ということを覚えると本当に人生が楽になりますよ。

まとめ

ダンスの場合,筋トレみたいに数値化できないのでけっこう難しいですが,何かしら今取り組んでいる練習よりもレベルを下げた練習をしてみるというのも良いと思います。

もしくは今取り組んでいる内容をできるだけ細かく分解してみて,その1つだけに取り組んでみるとか。

僕からのメッセージは「レベルを下げることを恐れるな!」ですね。

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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