ダンス上達の秘訣

これから上手くなる人を見分ける方法

今回は「これから上手くなる人を簡単に見分ける方法」についてお話したいと思います。

ちなみにどんな方法だと思いますか? ちょっと考えてみてください。

まったく関わりのない人の上達を判断することはできませんが,例えば,自分の生徒なら1ヶ月くらいで,下手したら1回でこれから上手くなる人を見分けることができるかもしれません。

上達にたいするステレオタイプ

一昔前までは,その人の能力はIQとか発育段階などの,生まれつき確定要因として考えられてきました。

この考え方は根深く,今でも才能とかセンスとかが大事と思っている人はたくさんいます。

 

ただ僕が思うのは。才能とかセンスって目に見えなくないですか?

それどころか,才能とかセンスってどう定義するのかもわかりません。おそらく人それぞれ才能やセンスにたいする捉え方が違うと思います。

こんな曖昧な概念に振り回されるってすごく不幸なことだと思うのです。

ステレオタイプに対抗した調査

そんな中で,2001年,ニューヨーク市立大学の教育心理学教授バリー・ジマーマンがバレーボール選手を対象にとある調査を行いました。

ベテランから初心者,様々なレベルのバレーボールの選手を集め,サーブに対するアプローチ方法(目標,計画,構想,自己観察,修正の適用など12項目)を訪ねました。

この調査の主旨は「練習方法からその選手のレベルがわかるのではないか」ということを確かめるということでした。

回答からその選手の相対的なレベルを予想し,その予想を確かめるために,実際にサーブをしてもらいました。

その結果,90%くらいの確率で的中したそうです。

その人の練習の様子を見れば上手くなるかどうかがわかる

この調査のエビデンスレベルがどうかとかはわかりませんが,この調査を経てジマーマンはこうコメントしています。

「レベルが高い選手は,そうでない選手に比べてはるかに戦略的に練習していた」

言い換えると,上手くなる人は「今までの習慣で慣れ親しんだ行動に頼らず,頭を使って練習をしていた」ということです。

 

僕もずっとこれを思っていて「この子は上手くなるだろうな」って人はレッスンの受け方が良かったです。こういう子は短期間でも上手くなりやすいです。

反対にレッスンの受け方が良くない子は,何年かかっても,何本受けてもあまり伸びなかったんです。

僕の予想は当たってたってことです。

上手くなる人はどんな練習をしているのか

では具体的に「この子は上手くなる」とわかる人はどんな練習をしているのでしょうか?

最近練習についての動画をYouTubeにアップしました。ぜひ見てください。

練習の質を高める11の条件

 

この中から1つピックアップすると,上手くなる人は「ミスを修正する」ということをしています。

反対に上手くならない人は「ミスに気付かない」または「ミスに気付いているけどスルーしている」のです。

考えてみれば当たり前で,できていることをもっと洗練させるよりも,できていないことをできるようになることのほうが簡単です。

「良いところを伸ばそう」という考えも悪くはないと思いますが,それもケースバイケースで,初期の成長を考えると,できていないことをできるようになるほうが良いのです。

 

でも世の中の雰囲気って「悪いところを指摘する」よりも「良いところを伸ばそう」ですよね。そういう雰囲気の中で育った人間ってミスを修正することに敏感じゃないのです。だからミスに気付かず,ミスもスルーする。

ミスに気付くのは才能か?

逆に考えれば,今なかなか上手くならないと考えている人も,ミスを修正することに集中すれば簡単に上手くなります。

これはIQとか関係ないですよね。誰でもできることです。

 

ただこの話を聞いて「よしミスに注目しよう」と考えを変えることができる人間は少ないでしょう。それは「素直さ」がないからだと思います。

簡単に言えば「性格」,人の意見を素直に受け取ることができることができない性格が,自分の成長を妨げているのです。

 

もちろん,実力もないのにマウントをとりたがる教え魔的な人の意見を聞く必要はありません。科学的にも意見を聞いたほうがよい人というのはすでに明らかになっています。

でも問題なのは,その「この人の意見は聞いたほうが良い」という人の意見も聞けない人が多いということで,そういう人が上手くならないということなのです。

これが多くの人が「センス」とか「才能」とかの一言で済ませてしまうものの正体です。

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