LNFOを作ってから1年たった。
そういえば僕は「ダンスで食べて行きたい」と言っているが,それほど詳しくは書いていない。僕は若気の至りで教職を蹴ってしまうほど勇気はない。決意したその時からかなり深く考えてきたつもりだ。
それを語ることにしよう。それによって,僕の夢を他の人にも伝えることができるし,これから夢を追いかける人の参考にもなったらいいと思う。
で,何から書けばいいか…考えるので,もうちょい待ってください。
まずいつどこで「ダンスで食べて行こう」と決めたのか。
夏休みのバイト中である。CD屋のレジの中である。すごく暇だったので,ぼーっとしながら考えていた。
大学4年の夏休み。大分に行った。マサノブさんの家に遊びに行ったのである。その時,LAでダンス留学してる思春期大暴走のリーダーMa-yaの帰国していたので,ヤツもメンバーにいれた。
途中で休憩とる時とかにヤツが踊るのだ。それがヤバくてヤバくて…いろんな話を聞いた。LAでの生活,ダンスバトルに優勝したこと,レッスンの内容…サイトとかも観ながら話してくれて,非常に魅かれていった。
専門学校なので,高校を卒業したての若い人たちばっかりだと思っていたけど,そうでもないらしい。僕ぐらいの年代の人がけっこう多く,むしろもうちょっと上の年代もいるぐらいだ。しかもダンス経験まったく無しで大学を卒業して行く人もいるらしい。これは非常に励みになった。
で鳥取に帰ってきて,バイト。「よしダンサーになろっ」。意外と決断するのは早かった。むしろ「俺はこのまま教師になるのか…実感わかねーな」と思ってたぐらいだから。
では次は僕が将来やりたいことをもうちょっと具体的に書いてみようと思う。続く。
では僕は何がやりたいのか。3つある。
インストラクター。オーガナイザー。ダンサー。
鳥取には本格的なストリートダンスを教えるスタジオがない。そう思う。もしあるならば,もう少し鳥取のダンサーのレベルがあがってもいいはずだ。ダンスを教えるところはあるが,どちらかというと,フィットネス。レッスンを受けたことがあるが,そう感じた。それを否定しているわけではない。ただこれではダンサーはおそらく増えないし,技術も進歩しない。
だから僕がそれを作りたい。正しい知識,技術を生徒に伝えられるインストラクター。自分の生徒に誇りを持ち,責任が持てるインストラクター。
教育とは,価値の押し付け,である。それでいいと思っている。だが,押し付けるなら,より良い価値を押し付けたいのである。ダンスを全く知らないおばちゃんが僕のスタジオの門を叩くかもしれない。運動不足解消を目的で。もちろん大歓迎。だけど,エアロビを選ばずに,ダンスを選んできてくれたのだから,しっかりとダンスを教えてあげないと。彼女のペースに合わせてあげればいい。でもしっかりダンスを上手くさせてみせる。もちろん痩せさせても。
鳥取には踊れるクラブイベントがない。いや,もちろん僕が知らないだけで,あるのかもしれない。ダンサーが踊れるイベントがないのである。DJがダンサーが踊ることを非常に嫌がる。一方,踊れるイベントにはダンサーしかいない。もしくはダンスを観るのが好きな人。どちらのタイプももちろん子どもはいないし,ダンディなおじさまが気軽に立ち寄りそうもない。
クラブっていうのはアングラな文化だから,それを一般に広げようとは思わないけど,クラブでくらい思いきり踊りたいものである。ダンサーはショータイムに出るだけ出させられて,はいもう帰っていいよ的な存在だ。もちろんオーガナイザの意向だから仕方ないっちゃあ仕方ない。
都会は違う。もちろん鳥取タイプのクラブもあるだろうが,ダンサーが気軽に遊びに行ける場所がたくさんある。Tシャツの着替えを持っていかなければならないところがたくさんある。そういうタイプのイベント,やってみたいなぁって思う。もちろん一般の人たちも気軽に飲みに来れるような。子どもはダメよ。煙草の煙がひどいから。ダンスが広まればできるはず。
またクラブ文化とは違う,一般の人にダンス見せる公演なんかも積極的にやっていきたいなぁとも思う。結局ダンスが広まるとすれば,一般の人に向けて発信しないといけない気がする。要するに社会がダンスを認めないと。アングラな人からすると迷惑かもしれないけど。「ダンスやってる」って言っても珍しがられなくなるんだから。もてなくなるんだから(笑)でも僕は「ダンスやってる」が「野球やってる」ぐらいを目指そうかなと思う。僕が死んだら,後継者に託す。いればだけど。
そして僕は生涯チャレンジャーでいたい。ダンサーとして,バックダンサーもしたいし,ショーにも出たい。コンテストにもバトルにも出たい。
これは自分を磨き続けたいってのがある。結局ある程度地位を持っちゃうと,たいてい落ち着いちゃう。非常に恐い。ダンスが下手になる。でも生徒がついてきてくれると,なんだか申し訳ない。生徒に悪い。せっかくお金払って来てくれてるのに。
またショーやコンテストにでることは,生徒への「態度の継承」でもある。外に出て行かない人に「外に出ろ」と言われても説得力ないのである。
上手くても見せる場所がなければ宝の持ち腐れだ。ショータイムとかコンテストにでると,たいてい人は何かを得る。それが上手くなるきっかけにもなる。それを生徒にも味あわせたい。だからコンテストやワークショップとかあったら,僕は休講にしちゃうかもしれない。
続き。
ではその夢を叶えるためには何が必要か?僕の好きな方法論です。ある目的を叶えるためには何が必要か?この方法は個性が出ていいと思っています。論理的ならね。
僕の答えは「本物の実力を身に付けること」。教えるにしても,踊るにしろ,盛り上げるにしろ,本物の実力がないといずれボロが出るし,周りもついてこない。わかりますよね?
では次は「本物の実力を身に付けるためにはどうすれば良いか?」。答えは「習うこと」。
我流でできる人ってすごいと思う。尊敬に値する。でも我流って完全に我流ってわけではない。完全に我流ってことはそれはすでにオリジネーターのレベルだ。教えてくれる人がいなくても,ビデオとかで練習する。僕たちはそれを我流と呼ぶのであろう。
それなら習った方が良い。どの世界でも技術というものは師匠から弟子に受け継がれていくものではないだろうか?ダンスもそうなんじゃあないかなと思います。では誰から習おうか?
ぶっちゃけ誰でもよい。誰から習っても上手くはなるだろう。でもインストラクターの色に染まっちゃうと,僕という個性は殺されてしまう気がする。だから根源から教えてくれる,本当の基礎やオリジナルを学べる人から習いたいと思っている。(この話はまたいつかしたいと思います。)
では習うためには?「お金がいります」。今仕事してますけど,金儲けの手以外の何者でもありません。だからイベントとかほんとはもっとたくさん行きたいし,練習も旅行とかたくさんしたいけど,我慢してます。今の最優先事項は「お金」なんです。このサイトも少なからず,金儲けの要素が含まれています。
この選択が間違っていたのか,正しかったのか。それはやってみればわかるだろう。間違ってても生きてりゃやり直せるし。終わり。
「......もし神がいて 神の教示があったとしても私は一考し それが正しいか正しくないかは自分で決めます」
これ大事!これができない人が周りに多すぎてイライラするぐらいです。
偉い人が言ったことは正しいのか。先輩は絶対なのか。名前が売れている人がすごいのか。
この本に書いてあることは正しいのか。古い慣習は絶対なのか。神がすごいのか。
できない人は頭を使っていないのです。考えることをしていない。流されすぎ。出来るだけ客観的に世の中を見ると,おかしなことばかりですよ。
まずは僕がこのサイトで言っている様々なことを自分なりに考えてみてください。そして自分の意見に合わないものを見つけ,それから自分を考えてください。考える癖をつけるために。
では問題。ロッキングではよく「16ビートをとれ」と言われますが,なぜでしょう。「上手い人が言ってたから」では話になりませんよ。
「ロックだけやるのもいいけど,全部のジャンル踊れて,ロックを武器にした方がよい」みたいな感じのことをKENさんから言われたんですが,この考え方なんか良いですね~かっこいい。
もちろん専門学校行ったらロック以外もやります。ロック以外は真っ白な分,癖なく習得できるでしょう。「あの人なんでも踊れるけど,特にロックがヤバイよね~」って言われたいです。オチはありません。