考察

手続きを自分ですること

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習い事をするにあたって,いろんな「手続き」があります。

例えば,入会するときに住所書いたりするのもそうですし,それ以前に,教室のことを調べたり,問い合わせたりするのも手続きです。

うちだったら,オーディションの用紙記入して,提出するのも手続きですし,毎回のレッスンで名前を書くのも手続きなわけです。あ,あとレッスン代払うのとかも。

 

で,こういう手続きを「親がやってしまう群」と「子供自身がやる群」にわかれるのですが,習い事をさせている保護者の方,極力,そういう手続きを子供自身にさせてみてください。

もちろん,年齢によってはできないこともあるので,その辺の判断はまかせますが(例えば,幼児には電話で問い合わせるとかは難しい),子供ができそうなことも親がやってしまっている場合,その子はあまり上達しない傾向にあります。

 

まあちょっと考えればわかることだと思いますが,例えば,今回のオーディション。

僕はあの要項を受講者本人が3回読むことを推奨しています。

おそらくほとんどの人がそうしてくれていると思っているのですが,例えば,これを親がすべてやってしまっていたらどうなるでしょうか?

その子は,オーディションに向かう「準備」ができていないまま,オーディションに挑むことになるでしょう。

「なんか知らんけど,いきなり放り込まれた」。そんな気分になるかもしれません。

 

例えばキッズクラスでも,来たら全員に名簿に名前を書かせていますが,書けないからといって,親が書くとどうなると思います。

その子は,「自分でダンスに来ている」という感覚が薄れます。「親に連れて来られた」という感覚が強くなります。

 

一般的に,手続きを自分ですると,モチベーション(やる気)があがると言われています。

例えば,カウンセリングは患者さんは自分で現金でお金を払うそうです。振り込みとかダメみたいです。

「自分で現金で手渡しする」ということが治療として行われているということなのです。

 

「手続きを自分でする」,これ意識してみてください。いきなり全部しなくてもいいですから。明らかにできそうなことはもうやらせた方が良いです。

手続きを親がやってしまうか,子供自身がやるかは小さい差に感じるかもしれませんが,習い事を「親にやらされているか」「自分でやっているのか」これくらい大きなことです。

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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