「失敗するから上手くなる」が真理
ダンスが上手くなる人の特徴ってもう「既出」です。
実際に行動して,失敗して,改善して,また行動して…というサイクルをたくさん回している人が上手くなります。
具体的に言うと
イベント出演を希望する
↓
練習が上手くいかなかったり,本番で結果が出なかったりといった「失敗」をする
↓
その失敗を次に活かして行動する
といったような,サイクルを回数重ねるんです。
これに対して,上手くならな人は「上手くなってからイベントに出よう」と言います。
いろんな有名ダンサーも言ってますけど,この考えでは99%無理です。言い過ぎではなく。
レッスンに通うのも,自分で練習をするのも,ショーやバトルに出るのも,全てこの「失敗→改善」のサイクルを早く,多く回すためです。
「上手くなってからイベントに出よう」は失敗を避けるという行為で,サイクルに入ることすらありません。
これが一般的に言われている「PDCAサイクル」というやつですね。ダンスに限らず。学校の成績が上がるのも,仕事が成功するのも,このサイクルに入ってないと無理です。
という視点で,自分の周りの人を思い出してみてください。
おそらく仕事ができる人だったり,自分が尊敬できる人ってこのサイクルを必ずやっています。
で,「この人ダメだな〜」と感じる人は,このサイクルから逃げてる人じゃないですか?
なので,失敗を恐れて行動できない人は,土俵にすら上がれてないんです。
ダンスが上手くなる人は,将来どの仕事しても大丈夫だと思っています。きちんとPDCAサイクルを回した人,ですが。
けっこう多い「なんか上手くなってしまった人」は,どこかで伸び悩みますから,そこで踏ん張れるか,リタイアするかの分岐点になります。
「失敗するから上手くなる」が真理だと思うんですよね。これが僕の結論です。
叱られるから伸びるし,つらいから伸びる,も同じです。最近の叱らない教育だと人は育たないでしょう。自分が好きなことだけやって,つらいことを避けている人も伸びないでしょう。
自分が仕事でミスをして,認めない人は謝れません。こういう人も伸びません。きちんと謝って,気持ちにケリをつけて,次に進む人でないと成長しません。
レッスン中に無難に踊って,失敗しないように調整して踊っている人も伸びません。
上手くなってる人は,練習量が多いですが,単純に量が多いということの中身は,PDCAのサイクルを何回も回しているということです。
10年間,人を「観察」して,本を読みあさって出た結論です。