悔しい気持ちは人を成長させる
今年から新規開講した「ハイジュニアクラス」ですが,10月27日に行われるDANCE TUBEに出場します。応援よろしくお願いいたします。
イベントの練習ということで,フォーメーションとかもやるのですが,「板付き」と「音先」の説明をしたんですよ。
今回の作品は「板付き」なので,板付きの言葉の説明をしたのですが,次に「じゃあ板付きの反対は?」という質問を生徒たちにしました。
「音先」と答えて欲しかったのですが,残念ながら答えることはできませんでした。しかし,答えようとする姿勢はとても素晴らしかったです。
「板付きが舞台に立って始まるから…」
「袖から始まるから袖付きじゃない?」
「上下付きじゃない?」(上手,下手というのは知ってるみたい)
といろいろ試行錯誤しながら,生徒同士で相談しながら考えてました。
で,僕が「音先だよ」と答えを言うと「あ〜」とか「なるほど〜」みたいな言葉が出てきました。
おそらく,この子たちはもう「板付き」と「音先」を覚えることができたと思います。
このように試行錯誤しながら,しっかりとその問題に取り組んでいる,そして,しっかりと考えたのに間違ってたときの「悔しさ」。これらがないとなかなか人はものごとを覚えません。
最初から僕が正解を答えてしまっていたら,板付き,音先という言葉を覚えている可能性はかなり低かったと思います。
「自分で考える」とか「思い出そうとする」とか,そういう主体的な活動は人の成長を加速させます。
振付を覚えるときでも,ステップを覚えるときでも,思い出そうとして思い出せなかったとか,できなかったとか,そういう悔しい気持ちがあると振付も覚えやすくなるし,ステップも早く覚えます。
悔しい気持ちを避けている(=失敗を恐れている)とどうしても上手くなりにくいです。積極的にチャレンジして,悔しい気持ちをたくさん経験してみてください。