考察

発表会の集客について

an

エルンフォの発表会はチケットノルマがありません。

なぜか?

 

決してチケットノルマを否定しているわけではありません。

イベントによってはノルマを課す場合もありますし,ノルマを否定している人は残念だとも思っています。

 

「何を優先するか」ということを考えています。

やっぱり「人を呼ぶ」ということをみんなに経験して欲しいからなんですね。

 

はっきり言いますが「人を呼べる人」って少ないです。

イベントのオーガナイザーを見ていても「ぬるいな」と思う集客しかしていません。

集客が下手とかどうこう言う以前に,「やることやってない」レベルの人がほとんどです。

 

で,なんでなんだろうと思うのですが,結局,「集客を教わったことがない」というのが1番大きいんだと思うのです。

子供が部屋を片付けられないと悩んでいる親御さんいませんか?

それは「片付け」をきちんと教えていないからです。

ただなんとなく「片付けなさい」しか言ってないからです。

 

なので,今回は,集客でやるべきことを教えます。

と言っても,やることは1つ。「誘ってみる」。それしかやることがありません。

そして,誘うときのポイントは以下の通り。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)「私踊るから見にきて」と,あくまで「私を見にきて」という誘い方をする。

(2)「チケットは私が持ってるからいつでも言って」と必ず伝えておく。

(3)手配も基本的には自分でする。来てくれる人の手をできるだけ煩らわせない。

(4)基本的に1回誘ったら,しつこく勧誘みたいなことをする必要はない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(1)について,基本的にダンスに興味がある人なんて少ないです。だからダンスに焦点を当てなくても良いです。

ダンスに興味がなくても,踊る「あなた」には興味があるんですよ,あなたの友達は。

 

(2)について,「チケットはどこで買わなければいけないのか」ということを知らせれば良いのですが,「自分が用意できるよ」という安心感を与えてください。

 

(3)について,(2)と同じなのですが,「発表会に来る」ということを邪魔する障害はできるだけ取り除いて上げた方が良いです。

「スタジオで買って」と伝えると,それだけで「めんどくさい」という障害が出来てしまいます。

「お客様」が多くのことをしなければいけないという状況は避けた方が良いです。できるだけ「お膳立て」をする必要があります。

 

(4)について,しつこかったら嫌われます。というか,これがイヤで集客をしたくないという人が多いのではないでしょうか。

誘ったらうざいと思われるのではないかと思ってませんか?

もちろんしつこかったらうざいです。でも何もしないのもダメなわけです。そこのちょうど良いところを自分で探さないといけません。

 

服屋さんにいくと,店員さん寄ってきませんか?

僕,あれ「ウザイ」んですよ。だから自分もあれに相当するようなことはしないようにしています。

賛否両論あるでしょうが,とあるアパレルの店員さんの成績トップの人は絶対にとらない手法らしいです。

トップの人は「いつでも客が声をかけやすい雰囲気を醸し出しながら,ポジションを取る」だけなんです。

それが上記の(2)(3)(4)に当たるんです。

 

よくスポーツクラブの勧誘とか,会社の営業とか,「売るのに必死」な人がいます。

それが悪いわけではありませんが,結局「トークのスキル」がいるじゃないですか?

それはほとんどの人が持ってないんですよ。

だから僕はそこには期待していないのですが,今まで書いたことくらいならスキルがいらないじゃないですか?

 

スキルがいることができないのは,仕方がないことです。

スキルがいらないことをやらないのはただの「怠慢」なんですよ。

例えば,上記のようなことを積極的にしてくれて,誰も連れてこれなくても,それは僕としては「OK」なんです。

 

で,ノルマを課してしまうと,この辺のことのバランスが崩れるんですよね。

だから今のところは課していません。

 

で,僕はデータを取っているので,それによって,今までのようにノルマ無しでいけるのか,それともノルマが必要なのかをこれから出すんです。

 

僕が常々,「できることを精いっぱいする」というのはこういうことなんです。

 

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
Facebookでのコメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
スポンサーリンク
ABOUT ME
an
an
鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
記事URLをコピーしました