考察

「上手くなりますか?」という質問

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「うちの子上手くなりますか?」とか「どうすれば上手くなりますか?」という質問もけっこう多いです。

心配しなくても「上手くなってます」よ。

どんなレッスンでも,受けて「下手になる」ってことはありません。

週1の人は「週1分」だけ,週2の人は「週2分」だけ上手くなるでしょう。

 

ただ,おそらくこの質問者の方はそういうことが聞きたいわけではないんだと思います。

結局は「イベントとかに出れるくらい」とか「プロになれるくらい」とか「けっこう上手くなるための」話を聞きたいのだと思います。

 

だったらそういうふうに聞いたほうが良いですね。

曖昧な質問には,曖昧な回答しか返ってきません。

ズバッと聞いてくれた方が,適切な回答ができます。

 

よく「1聞いたら10返してくれる人」がいますが,結局何を言ってるのか,言ってる本人も,聞いてる質問者も要点を得ないということが多々あります。

まあそれでも,そういう人のほうが「良い人」扱いされますけどね…

 

脱線しましたが,例えば「LNFOでAチームに入るにはどうすれば良いのか」を考えてみましょう。

僕ならAチームの子に聞きます。

「どれくらいレッスン来てるの?」と。

だいたいですがAチームレベルの子で多い子は月に30〜40クラス受けてます。

1日2クラス受けるとして,15〜20日はレッスンに来てるってことです。

単純に「ここ」を目指せば良いだけです。

 

1クラス当たりの集中力だったりの「質」を考えると単純にはいきませんが「質」って数値化できないですよね。

でも「量」って数値化できます。

だからまずはAチームレベルの子と同じくらいのレッスン量を目指せば良いのです。

 

それで仮にAチームになれたら,問題解決。

それでもなれなかったら何かしらに問題があります。

集中力などのレッスンを受ける質なのか,それともキャリアなのか,それ以外の経験の差か。

 

逆に言うと,それらの根本的な原因がわかるのって,数をこなさないとダメなんですよ。

同じ量のレッスンを受けているけど,上手くなる人と上手くならない人がいる。

そこには「量以外の何かの原因」があるわけです。

Aチームに入りたいのであれば,まずはAチームの子たちと同じくらいの量をこなしていないと,実は土俵にも立てていないということなのです。

 

週1の場合は,だいたい月に4回なので,月に40回受けている人たちの10倍の質がないといけません。

簡単に言えば,1クラス受けるだけで10クラス分上手くならなければならないということ。

あなたはそれができますか?という話です。

 

ほとんどの人が月に40クラス受けるって聞くと「私には無理だな」って思うはず。

でも本当に生産的で前向きなのは「どうやったら40クラス受けることができるのか?」を考えることなんですね。

学生なら「いかに早く宿題を終わらせるか」とか,仕事してる人なら「いかに定時に帰るか」とか,主婦なら「いかに家事をやるか」とか。

あとはいかに「家族に理解を得るか」。

それが「問題解決」をするということです。

それをせずに「Aチームに入りたい」とか「イベントに出たい」とか言ってるのは,僕からすれば非常に「???」なことです。

 

ほとんどの人は「自分は何も変わらないけど,続けていればいつかは上手くいく」と思っています。

続けることは素晴らしいことですが,自分が変わらなければ,10年経っても無理だと思います。

 

けっこう本音を書きました。

でもね,建前というか「まぁ大丈夫ですよ〜続けてれば」とか適当に言ってる人がむかつくんですよ。

人当たりは良いけど,絶対に解決しないですから。

本当に相手のことは考えてないですよね。

 

「本当に上手くなりたくて悩んでいる人」なら実践してみてください。

これもいきなり40クラスを目指すんじゃないですよ。

「とりあえず今よりも増やしてみるか」でもいいわけです。

「0か100か思考」にならないように。

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ABOUT ME
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鳥取ダンススクールエルンフォ代表
鳥取市でストリートダンスを教えています。
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