練習の成果の公式
y=a × b × x2 + c
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ようわからんと思いますが
y:練習の成果
a:教材・サービスの質
b:集中力
x:時間
c:過去の蓄積
言葉で書くと
練習の成果は,教材・サービスの質と集中力と時間の2乗の積(かけ算)と過去の蓄積(今までの自分)によって決まるということを表している式です。
で,この式を見て,どう読み取れるか。
まず「教材・サービスの質」と「集中力」と「時間」,これらがどれでも「0」なら,今後伸びることはないということです。
かけ算ですからね。
0に何をかけても0ですから。
過去の蓄積のみとなります。
なので,先ほどの3項目は全て必要で,全てないがしろにしてはいけないものなのです。
いくらスゴイ先生に習っても,自分の集中力が0なら無意味ですし,めちゃくちゃ集中力がある人でも,習っている先生がダメなら練習の成果は出ないと思ってもらって良いです。
そして,もう1つ,この式から読み取れることは「時間」が一番重要だということです。
要するに,練習時間。
いかに練習に時間をさくか。
多少の「教材・サービスの質」と「集中力」の差は,「時間」をかけることで,練習の成果をカバーすることができるということです。
「質と量」の議論は常にありますが,質というのは,大量に量をこなした人にだけ適用できるものだと思っています。
要するに,量をこなしたことがない人は,本当の質なんてわかってないと思うのです。
野球部が甲子園に行くとき,練習の質が良かったり,コーチの質が良かったりすれば,練習は週1で良いと思いますか?
それで甲子園に行けるでしょうか?
でも,ダンスはなぜか週1の練習で,甲子園に行くレベルのことができると思っている人が少なくありません。
週1の練習が悪いわけではありません。
しかし,甲子園レベルのダンサーは,単純に「それ以上やってる」のです。
そして,週1の人たちは,その人たちには勝つことはできないのです。
習い事レベルではなく,ダンスの道を少しでも進んでみたいと思っている人に向けて言います。
ダンスにどれくらいのリソース(時間とかお金とか)を割けるか,で決まります。
1週間に1〜2回くらいしかダンスに費やせないのであれば,ダンスで成功うんぬんというのは,おそらく無理です。
世の中にはもっとやってる人がたくさんいるのですから。
まずは同じ土俵に立つことから始めてみてください。
参考文献
・「1日30分」を続けなさい! (だいわ文庫)