考察

意識的練習と付随的練習

またまたまたスキル習得の話。

タッチタイピング(ブラインドタッチ)の練習に関しての話がありました。

「毎日45分の練習」をして,40WPM(1分間に40語の速さ)まで上達した状態にある人が,その「毎日45分の練習」をいったん止めて,「日常生活でタッチタイピングをすること」で,目標の60WPMに到達しようとしました。

「毎日45分の練習」を30日間止めてみて,その間は仕事などの「日常生活でタッチタイピングをすること」だけしかしてません。

果たして,30日後には目標は達成できたのでしょうか?

 

結論を言うと,「できなかった」のですが,30日後の成績も40WPMで,「全く伸びていなかった」んですね。

「毎日45分の練習」を「意識的練習」と言い,「日常生活でタッチタイピングをすること」に相当することを「付随的練習」と言います。

要するに,30日間仕事で相当量のタッチタイピングをしたけれど,「付随的練習」では伸びなかったということなのです。

 

「スキルは意識的に伸ばそうと思わないと伸びない」ということを示唆しています。

これは僕も日常的に感じているわけです。

レッスンにたくさん来ているけど,ただ単に「こなしている人」は上手くならないということを経験的に知っています。

でも,ダンスの上手さって「数値化」できない。だから言っても伝わりません。

「いや,上手くなってるし」とか頭の中では思っているかもしれません。

ただこうやってタッチタイピングのように数値化できると,よくわかります。

「タッチタイピングとダンスは違うじゃん」と思うかもしれませんが,「自分が思っている通りに身体を動かす」という点で同じです。

そして,タッチタイピングの「キーボードを見てはいけない」というルールと,「本番は鏡がない」という点も同じです。

 

スキル習得に必要なのは「意識的練習」なのです。

だから振付の練習ばかりしていても,「ダンス」は上手くならないんです。

 

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