なぜ,上手くなりたかったら週4日以上のレッスンをすすめるのか?
エルンフォ特待生の募集要項に条件として「週4日以上のレッスン」と提示しました。
またAチームの選抜基準の1つにも「週4〜5日のレッスン」と明示しています。
他にも条件があるのですが,今日は「なぜ週4日以上なのか?」ということを書きたいと思います。
まずは個人的な経験として
数年前,生徒がもうちょっと多く,エルンフォもコンテストで賞とかをけっこう獲ってた頃なんですけど,やっぱりフリーパスでレッスンを受けていた生徒が多かったんですね。
で,12回チケットというのもあって,これがだいたい週に3回くらいレッスンを受けれるっていうチケットなんですね。
で,この12回チケットの生徒とフリーパスの生徒,どうも実力の差が出るな〜って感じてたんです。
まあその頃は単純にレッスンの回数が多いほうがまあ上手くはなると思ってたんですけど,それでも週3回でもけっこう十分ですからね。
その中にはけっこうセンスが良い子もいて,普通で言ったらそういう子が週に3回もレッスン受けたらかなり上手くなると思ってたんですけど,残念ながら伸びがイマイチだったんですよね。
オーディションとかで見ても,どうもフリーパスの子たちと比べたらなんか弱いんですよ。
この時は漠然に「やっぱりレッスン量って必要なんだな」って思ってました。
上手くなるには環境=習慣が大事
「私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む」に,子どもがより高位の状態に行くのに必要なのは「子どもをとりまく環境」みたいなことが書いてありました。
環境ってかなり広い言葉ですが,分かりやすく言うと「環境=毎日続く経験,出来事」ということです。
ようするに,たまに単発で大きな経験をしたくらいでは人間変わらず,それをきっかけに日常の生活が変わらないと人間は成長しないということなんです。
また人間は1日の45%は「習慣」により支配されている行動ということです。1日に25〜33%は睡眠しているので,45%というのは起きている時間中だと半分以上なんです。
なので,習慣を変えれば人生が変わるというのは,大げさな表現ではありません。人間は習慣に支配されているのです。
だからダンスが上手くなるには,ダンスが環境=習慣にならないと難しいんですよね。日々あまり練習しないけど,イベントがあるから練習するとか,バトルにはとりあえず出ておこうかとか,月に1回しか基礎練しないとか,こういう状態だと上手くなることは難しいということなんです。
習慣化するには週に何日続ければ良いのか
ここで習慣化の話をしますが,習慣化に最も重要な指標って「頻度」なんです。
そして,週に何回続ければ習慣化しやすいのか,という数字がもうデータが出てました,それが「4」だったんです。
詳しくはこちらのブログを読んでみてください。
▼習慣化に必要な「1週間の回数」と「続ける時間」のガイドラインはこれだ!みたいなお話
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/04/1.html
簡単に言うと
・習慣化したければ週に4日,最低でも8週間続けましょう
・週4日よりも少ない人は,習慣化する確率が大幅に下がる
ということなんです。
このデータを見たとき,今までの経験が思い出されて,自分の中でパズルが解けたような感覚がありました。
まとめてると
・ダンスが上手くなりたかったらたまに練習してもダメ。自分の環境にダンスが当たり前にあるような状態になる必要がある(=ダンスが習慣となる)
・習慣化するには週に4日レッスンに通う必要がある。3日以下だと習慣化されないと考えても良い
という感じでしょうか。
ある程度上手くなってきて,自宅でも練習できるというようになれば,レッスンにこだわる必要はないかもしれませんが,初めのうちは「レッスンに週4日以上来る」という目標のほうが達成しやすいはずです(この目標達成についての話もいつかしますね)。