自分のチームがあるという幸せを忘れてはいけない
一緒に高みを目指して踊ってくれるチームメイトがいるって幸せなことなんですよ。これを忘れている人が非常に多いと思います。
今回のDANCE TUBEの入賞チームでも,少人数のチームが多いと思いませんでしたか?上位4チーム中,3チームは2人組のチームです。
はっきり言って,コンテストは人数がある程度多いほうが有利です。フォーメーションとか考えれますから。2人組のフォーメーション考えるときのしんどさは異常です。ということはダンスの実力で見せなければいけません。
ではなぜ2人チームなのか。それは「ついていける人が少ない」からなんですよ。
コンテストに勝ちたいためにチームを組む場合,やはり「モチベーション」と「実力」はある程度は近くないといけません。で,最初はチームの人数が多くても,だんだんと脱落していくんですよ。モチベーションが高い人についていけなくなった人たちが。
もちろん方向性の違いとか,理由は他にもたくさんあると思います。でも自分が上手いと思っている人へ,自分と同じくらい上手い人ってなかなかいないんですよ。とても貴重な存在なのです。
趣味で長く続けてくれる人はたくさんいますが,一緒に高みを目指してくれる人はほとんどいないのです。だからダンスをこれからも頑張っていきたいと考えている方はチームメイトに感謝しなければいけません。
一緒に勝ってくれる人たちがいるっていうことは本当に幸せなことなのです。
編集後記
こういうチームの良さやモチベーションや実力の違いによる葛藤を理解するには,部活青春ものの漫画がおすすめです。
とくにもともと競技人口が少ないマイナーな競技をテーマとして扱った漫画のほうがそういうのがよくわかります。「ちはやふる」とか「この音とまれ!」とか。
「やりたくても一緒にやってくれる人がいない」というのはなんとも辛いものです。そういうのを漫画などで疑似的に体験しておくのも良いと思います。
「ちはやふる」は映画にもなったし,アニメでもあるし,「この音とまれ!」もアニメもあるので,皆さんが親しみやすいメディアで観てみてください。
また漫画は,作者の表現方法という点ではダンスと変わりません。もちろん映画も,ドラマも,アニメも,小説も,本も。なんでも自分の思いの「表現」です。
積極的に読んだほうが良いと思います。